アフターサービス基幹業務システム ServAir

アフターサービス基幹業務システムServAir

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導入事例│日本電子株式会社様

日本電子株式会社様 JEOL Ltd.

会社施策に柔軟に対応できるアフターサービス基盤としてServAirを導入

日本電子株式会社は、最先端の理科学計測機器、半導体関連機器、産業機器、医用機器等の製品やサービスを通じ、 お客様、並びに市場の求めるトータルソリューションを提供するとともに、持続的発展可能な循環型社会の実現に貢献しています。

イノベーションを生み出すため、「YOKOGUSHI」戦略を打ち出し、お客様に真に満足して頂けるソリューションを提供されています。 今の時代にはない、モノ・コトを生み出すには、既存の方法だけではなく、枠を超えた新たな発想とつながりが必要です。 理科学・計測機器メーカーのリーディングカンパニーとして、市場の高度なニーズに応え、社会の様々な分野に装置を提供し、他には類を見ない製品ラインナップの幅広さを持ち合わせています。

このたび、日本電子株式会社様で取り扱う機器のアフターサービスを支える基盤として、ServAirを導入して頂きました。 他社パッケージでは対応できないSWAP品の管理を含め、すべての製品のメンテナンス業務を支えており、サービス業務効率化の一翼を担っています。

業種

理科学計測機器(電子光学機器・分析機器、計測検査機器)、半導体関連機器、産業機器、医用機器の製造 ・ 販売 ・ 開発研究、およびそれに附帯する製品 ・ 部品の加工委託、保守 ・ サービス、周辺機器の仕入 ・ 販売

導入ライセンス

選定理由

  • 対象範囲が広いサービス業務要件において、ServAirは他のパッケージよりもカバー率が高かった
  • 担当営業やSEがサービス業務に精通しており、業務の言葉が通じた
  • 自社の業務においてもServAirを使用しており、より進んだサービス体制を運用されていることによる安心感があった

導入前の課題

  • 会社施策の新しいソリューションに、既存システムでは追従できない部分があった
  • 通常の保守サービス受付、Web問合せ、受託分析からの依頼など、受付情報が散在し業務効率が悪かった
  • 機能不足によりExcelで管理されている部分もあり、業務分析に時間がかかっていた

導入後の効果

  • パッケージ採用により長期的に安定した利用、定期バージョンアップによる機能拡張が見込める
  • 各種問合せがServAirに一元管理された結果、情報共有が容易になり業務効率化が図れた
  • DBにデータがきちんと格納されるため、分析にかかる工数が大幅に削減された

導入事例インタビュー

会社施策に柔軟に対応できる仕組みづくりが必要

日本電子株式会社

フィールドソリューション
事業部
サービス企画推進本部
企画推進部 部長

中村 文男 様

中期経営計画「Evolving Growth Plan」では、半導体関連機器や産業機器、医用機器を今後の成長市場として定め、そこに新しい製品とソリューションを積極的に投入することで、さらなる企業価値の向上を目指しています。

”Service”についても、問合せが来て修理を行うというだけではなく、受託分析を行う、設置室の環境を整えるといった、これまでの業務とは全く異なるソリューションを提案することも増えてきました。装置に対して、どういった対応をしていくべきか、システムを介して早急に情報共有を行っていく必要がありました。

これまでスクラッチシステムの改修を重ねながら20年ほど利用してきましたが、機能拡張、新技術や、セキュリティ対応などシステムとして限界を感じていたことを機に、アフターサービス業務範囲をカバーするパッケージの導入を検討することになりました。

複数社から情報を集め、お話を伺いましたが、当社のSWAP管理にあうシステムがなく、インターネットのサーチで「ServAir」を見つけたのがきっかけです。

サービス業務に精通しており言葉が通じる

日本電子株式会社

フィールドソリューション
事業部
サービス企画推進本部
企画推進部 企画グループ 主査
プロジェクトマネージャー

井出 亨 様

会社施策としてのソリューション提供が重要性を増していくなか、既存システムでの改修では業務への追従が難しく、サービス業務に特化したパッケージを探していました。

ServAirは自社開発パッケージであり、長く利用できると感じました。開発元となるYOKOGAWAグループでもグローバルで使用されており、当社とは、業態も近くサービス業務の進め方でもアドバイスを頂けると感じました。

YOKOGAWAグローバルレスポンスセンターを見学させてもらいましたが、当社よりも進んだサービス体制を構築し、運用されている印象をもちました。対象範囲が広いサービス業務要件について、ServAirは他システムよりもカバー率が高かったことも決め手となりました。

自社で利用されていることもあり、担当営業やシステムエンジニアがサービス業務に精通しており、導入前の打合せから、”サービス業務”、”サービス業務に関わるシステム”についての会話ができ、安心感がありました。

システム導入の検討を進めていくなかで、他社導入の話を聞かせて頂き、当社の業務が特殊なことも分かりました。このため、パッケージそのままというわけにはいかないところもあり、アドオン、カスタマイズを加えたところもありますが、パッケージの定期的なバージョンアップによる機能拡張にも期待していきたいと思います。

サービスの情報はServAirに集約し業務効率が大幅にアップ

日本電子株式会社

IT本部 システム開発部
第1開発グループ
副主査

髙橋 美絵 様

これまでは、既存システムが、使い易さを求めて作られていたスクラッチのシステムであったため、各プロセスの承認行為が、色々なパターンでの対応となっていました。ServAir導入後は、各業務プロセスの中で承認処理が実行できるようになり、システム的に履歴が残るため内部統制を図ることができるようになりました。

関連するシステムとのデータ連携も行い、サービスの情報はServAirに集約しました。これにより、通常の保守サービスからの受付だけではなく、Web問合せ、受託分析からの依頼など、各種問合せをServAirに一元管理することができるようになりました。

必要な情報はServAirに集約され、二重入力を排除することができ効率化が図れました。また、1つの案件にすべての情報を紐づけられ、CMSとの連動により完了承認も把握できるようになったことで、進捗状況の見える化も実現しました。

また、品質管理で求められている各種指標の一部は、手作業で集計作業を行う必要や、機能不足により担当者が関連情報を参照しながら、二重入力を行うなど業務が煩雑になっていましたが、これらの対応が不要となり、業務効率が大幅にアップしました。

大規模プロジェクトだったがスムーズに立ち上げられた

日本電子株式会社

IT本部 システム開発部
第1開発グループ
主査

乙津 大輔 様

データ分析については、各部署で必要な情報が見られるようにしています。情報システム側の対応としては、各種データ分析ができるようにデータセットを公開しており、各部門でBIツールを使用して、欲しい情報を見てもらうようにしています。

既存システムでは、テキストエリアへの記入箇所が多く、項目ごとにデータが格納されていなかったため、分析データを作るのが大変でした。ServAir導入後は、DBにデータがきちんと格納されているため、分析にかかる工数が大幅に削減されています。

また、ServAir導入にあわせ、周辺システムとの連携を自社開発しました。3ヶ月で70本ほど開発し大変な作業でしたが、連携でトラブルがあっても早急に解決することができます。

サービス業務の基幹システムの入れ替えに伴い、全国各地でトレーニングを行うなどの苦労もありましたが、業務も滞ることなく、リプレースをすることができました。大規模プロジェクトでしたが、スムーズな立上げとなりました。システムの置き換えは非常に大変な作業ですが、予算内に納めることもでき、良いリプレースだったと思います。

IoTとServAirで予防保守につなげていく

日本電子株式会社

本社

当社では、少量多品種を取り扱っており、各部門やQMSの面からも、今後要求が増えていくことが予想されるので、より効率よく分析していけるように、ServAirを使いこなしていきたいと考えています。

今後の大きなスコープとしては、IoTの分野です。特に医用機器では、お客様の要望も多いため、検討を進めています。装置からの稼働情報の送信、エラー情報の選択、IoT受け口側での調整など、装置側、業務側で、どういった対応をとっていくのか協議を進めているところです。装置から上がってきたエラー内容に対して、アフターサービスが必要な場合は、ServAirで受け取り、予防保守につなげていければと考えています。

また、海外で対応しているサービス情報も取込を行い、ワールドワイドでのデータ集約も進めていき、製品にフィードバックしていければと考えています。




※本事例は2023年2月現在の内容です。
※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載当時のものであり変更されている可能性があります。


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